UnsplashのDaesun Kimが撮影した写真
●無人自動運転
今年の9月に自動車運転免許証の更新手続きに行ってきました。更新の講習が始まるまで少し時間があったので、受付で配布された「交通教本」を読んでみました。教本の冒頭には「最近の道路交通法令の改正」という項目があり、下記のような無人自動運転に関する文章が載っていました。
特定自動運行に係る許可制度の創設に関する規定の整備
○レベル4に相当する、運転者がいない状態での自動運転(特定自動運転)を行おうとする者は、都道府県公安委員会の許可を受けなければならないこととされました。
自動運転と聞いて思い浮かぶのは、自動車メーカー「スバル」の「アイサイト」(自動ブレーキ等の運転支援システム)ぐらいです。
すでに無人自動運転に関わる法整備が進んでいるのを知って、少し驚きました。他にも「自動配送ロボット」に関する規定も令和5年4月から施工されていました。
知らない間にも、世の中は着々と進んでいると感じました。
●ビデオレンタル店の閉店
近所にあった有名ビデオレンタルチェーン店の営業時間がPM10時までとなったことに驚いていたら、今年の10月にその店は閉店になりました。実家の近くにあった同レンタルチェーン店も数年前に閉店しています。
以前に、YouTubeや、Netflixなどの動画配信の影響でDVDのレンタル数が減少しているとした記事を読んだことがあります。それほど気にかけてなかったのですが、営業時間の短縮や相次ぐ閉店を目にすると、記事の内容が実感できました。
近所のレンタル店では、閉店セールをやっていたので思い出にと中古DVDを3本購入しました。1本500円の品がさらに値引きされて、200円で売られていました。
最近は子守りのためにレンタルビデオを観る機会が減り、そのお店も頻繁に利用していたわけではなかったのですが、いざ閉店してみると少し残念な気持ちになりました。
思い出にと買ったDVD。「アーティスト」、「ヤギと男と男と壁と」、「スーパー・チューズデー」
閉店セールの終盤だったので、商品はほとんど残っていませんでした。とりあえず、まだ観たことのない作品を選びました。
●大型CDショップ
もうひとつ残念に思う事があります。それは大型CDショップの規模縮小です。数年前に那覇にある大型CDショップに行って驚きました。お店の規模もCDの数も五分の一程度に縮小していました。これもネット配信やネット販売の影響でしょうか。私自身もCDショップで、目当ての商品が無いことが多くなったため、今ではネットで購入することが増えました。
私は20歳のころに、ジャズギタリストの「ジョン・マクラフリン」にハマりました。しかし近所のレンタル店にはマクラフリンのCDは置いてなかったので、よく大型CDショップに行ってCDを買ってました。(当時は福岡に住んでいたので、よく天神の「タワーレコード」などに通っていました。)
月に一度は必ず通い、目当てのCDは1,2枚しかないのに行くたびに店の隅から隅まで歩きまわって、あれこれCDを手に取って眺めて楽しんでました。店内にいる時間は1時間は当たり前、2時間を超えることも多々ありました。この時の経験がいろいろなジャンルの音楽を聴くきっかけになったと思っています。
初めて知るミュージシャンでも実際に手に取って気に入ってしまい、思わず買ってしまうこともありました。いわゆる「ジャケ買い」みたいなことです。
ジャケ買いしたCD(1)
「regulate…g funk era」WARREN G
ラッパー ウォーレンGのデビューアルバム。
なんと書かれていたのかもう忘れましたが、貼られていたポップを見て買いました。
ジャケ買いしたCD(2)
「TANGO BALLET」ASTOR PIAZZOLLA
ヴァイオリニスト・ギドン・クレーメルによるアストル・ピアソラのカバーアルバム。
当時ピアソラにハマっていました。
ネットのおかげでCD購入が簡単で便利になりました。しかし店舗へ行って、CDをあれこれ手に取る楽しみがなくなりました。ネットでも色々と見れますが、検索が必要であったり、関連商品ばかりが優先的に出てくるので、似たものばかりを眺めていることがよくあります。何も考えず手当たり次第手に取ったり、見たことのない輸入盤を思わず発見したりするなどの体験が少なくなってちょっと残念です。
しかし世の中が変わっていく中で楽しみにしていることもあります。
メタバースやVR技術がますます発展することにより、ネット上でリアルな大型CDショップが出来ないかと期待しています。
もしそれが実現すれば、営業時間を気にせずに気軽にいつでも行けて、何時間でもショッピングを楽しむことができる。また頭の片隅にもなかった思いもよらないCDがぱっと目に飛び込んできたりして、きっと楽しくアルバム探しが出来るだろうと思っています。
実際にネット上にリアルなCDショップが出来たとして入場料が設定されたとしても、500円程度の金額ならば私は喜んで支払って楽しむと思います。