映画 キリング・フィールド

『キリング・フィールド』
出演:サム・ウォーターストン、ハイン・S・二ョール、ジョン・マルコヴィッチ
監督:ローランド・ジョフィ
公開:1985年 上映時間:141分

あらすじ
1973年、ニューヨーク・タイムズの記者であるシドニー・シャンバーグは、通訳のカンボジア人記者、ディス・プランと共にカンボジア内戦を取材していた。やがて内戦は、ポル・ポト派率いるクメール・ルージュ(赤いクメール)が優勢となり勢力を増していく。そして遂にアメリカ軍は徹底、各国の外国人記者もカンボジア国外へ避難を始める。主人公のシャンバーグはカンボジア人であるディス・プランと一緒に脱出するためにアメリカへ亡命させようと試みるが・・・。


ニューヨーク・タイムズの実在の記者シドニー・シャンバーグとカンボジア人記者ディス・プランの実体験を元に、カンボジア内戦とクメール・ルージュによる大虐殺を描いた作品です。

主人公のシドニー・シャンバーグは後に”ポル・ポト派によるプノンペン陥落に関する報道”でピュリッツァー賞を受賞。

ディス・プランを演じたハイン・S・ニョールはこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞。実際にクメール・ルージュの元で強制労働をさせられた経験があり、この作品に出るまでは俳優経験のない医師でした。

クメール・ルージュとは・・・

カンボジア共産党員であった、ポル・ポトを中心とした共産勢力です。カンボジア内戦の勝利をきっかけにして勢力を拡大しポル・ポト政権を樹立しました。中国の文化大革命に強い影響を受けていたため、極端な共産主義になり、カンボジア国内に多くある”キリング・フィールド(刑場)”にて、知識人やその家族、また反対派など多くを処刑、大量虐殺を行いました。

ピュリッツァー賞とは・・・

アメリカの新聞王ジョーゼフ・ピュリッツアーの、記者の資質向上を願う思いから生まれた、アメリカの報道・文学・音楽の分野で輝かしい業績をあげた人に対して贈られる賞。特に報道に対する賞の中では権威のある賞と言われている。


私は本作品でカンボジア内戦のことを初めて知りました。ベトナム戦争を描いた映画は多くありますが、カンボジア内戦を描いた作品は本作品以外には知りません。カンボジア内戦を知らない人にはぜひ観てほしい作品です。

この映画では、英語とクメール語が出てきますが、クメール語の方はまったく字幕が出ません。字幕が出ないのが技術的な原因なのか、演出なのかはわかりませんが、私はクメール語の字幕が出ないことがすごく良い演出になっていると思いました。

字幕が出ないことで、クメール・ルージュに属する人間への恐怖心が増すような感じを受けたり、カンボジア人と外国人との距離を感じました。もちろん、字幕が無くてもストーリーは十分わかります。字幕による演出を感じた映画は他には知りません。


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