宗教について 映画「クンドゥン」


私は特定の宗教にたいする信仰心は持っていません。しかし無神論では、ごう慢
になりそうな気がします。
ちょっとした事でも、自分自身が謙虚になれるものがあった方がいいのでは
と思っています。
(メンターとか、雄大な自然とか、正月の神社への参拝など。)


今回は私が好きな、宗教を扱った映画を紹介します。

映画 『クンドゥン』 
監督:マーティン・スコセッシ
本編:129分

チベットの最高指導者ダライ・ラマ14世の、幼少期からインドへ亡命するまでの
22年間を描いた作品です。

この映画『クンドゥン』は、出演する俳優のほとんどが素人の亡命チベット人
ですが、演技も自然でいいです。
また、砂曼荼羅(すなまんだら)の制作と破壊のシーンは、美しく必見です。
個人的には、作品冒頭の高僧が転生したダライ・ラマを探すシーンが好きで、
少し感動しました。

ちなみに、「クンドゥン」とは、チベット人がダライ・ラマを敬意込めてよぶ
尊称で、”尊いもの”という意味です。


マーティン・スコセッシには、宗教を題材にした作品が3本あります。キリストを
描いた『最後の誘惑』。隠れキリシタンを描いた、遠藤周作の小説「沈黙」が原作の
『沈黙ーサイレンス』。そして、ダライ・ラマ14世の伝記映画『クンドゥン』

どの作品も派手さはないですが、静かだけど力強い、作品です。


#ダライラマ #マーティンスコセッシ #宗教映画

 

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