脳の話

20代の頃によく河合隼雄さんや、C・G・ユングなどの心理学の本をよく読んでいた時期がありました。たまたま読んだ河合隼雄さんの本がとても面白くハマりました。主に深層心理学の本を読んでいたのですが、他人を分析するというよりは、自分の深層心理の方に興味がありました。

今ではあまり心理学の本はあまり読まなくなりましたが、それに変わって脳科学や進化論の本をよく読むようになりました。

本能やバイアスなどを知ることで、少しは人間を理解するのに役立つのではないかと考えています。


『ストレス脳』

著者:アンデシュ・ハンセン
 訳:久山葉子

発行:2022年

発行所:新潮社

ー不安とうつは病気ではなく、正常な防御メカニズムであるー
「人の進化」を考えると、脳と不安やうつの関係がわかってくる。

人間は不安を感じて当然の生き物であるそうです。これまでの「幸せ」に対しての考え方を改めなければいけないようです。

2020年に出版したベストセラー「スマホ脳」も衝撃的で面白かったです。


『サイコパス』

著者:中野信子

発行:2016年

発行所:文藝春秋

「サイコパス」と脳の関係、「サイコパス」と遺伝や生育環境の影響などをくわしく解説しています。

サイコパスを知れば、とても共感できない異常な犯罪者を少しは理解できるかも知れません。

世の中には、「捕まるサイコパス」と「捕まらないサイコパス」が存在していて、どうやら「捕まらないサイコパス」は人類の進化のためには、必要だったらしいと解説しています。


『脳の中の幽霊』

著者:V・S・ラマチャンドラン
   サンドラ・ブレイクスリー
翻訳:山下篤子

発行:1999年(初版)(画像は2011年発行の文庫版)

発行所:KADOKAWA

事故や病気で失った手や足に痛みを感じる・・・。幻肢げんしと呼ばれる不思議な現象で、もちろん脳が関係しています。

この本は、奇妙な症状の実例を多く挙げながら、脳の仕組みや働きをわかりやすく解説しています。

20年以上前に読んだ本ですが、当時けっこうワクワクしながら読みました。内容は、今でも色褪ず、十分に楽しめる内容だと思います。かなりオススメの本です。


#脳科学 #うつ #サイコパス #幻肢

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